ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

2010年04月

がっくり

我が家は古い木造住宅なので外気の影響をまともに受けます。
四月に入っても雨は多いし、気温の上がり下がりは極端だし。先週までは何とか頑張っていたのですが、やっぱりやられました。
昨日、練習しようと思って三絃のケースを開けたら皮が破れてました。
はぁ......
もはや驚きません。こんな気候じゃどうにもなりません。練習でケースを開ける度によくぞ皮が無事だったというくらい棹が湿気を帯びてたので、覚悟はしてました。しかも仙台に行く先週金曜日、三絃のある部屋で作業している時に電気ストーブを付けていたのですが、つい作業に夢中になって室温を上げ過ぎてしまったので、やばいなぁ怪しいなぁと思っていました。
それにしても、神経質に管理しないといけなくて、メンテナンスに費用がかかる楽器ってどうなんでしょう。しかも、修理は数日かかります。学生の頃ならいざ知らず、移動が多くて毎日その楽器を弾くわけにはいかないのですから、皮の破れやすさはどうにかならないもんでしょうか。
せっかく今月はスケジュールが合って三絃のレッスンが受けられると思ったのに、本当にがっくりです。

絶対音感

お箏を弾かない人の前で調弦を取っていると 「絶対音感ですか?」 と聞かれることがよくあります。
初心者に調弦を教えようとすると、 「絶対音感がないので…」 と言う人もたまに見かけます。
ある種の信仰になっているようですね。

絶対音感…ある特定の高さの音を音名で認識する能力です。
世間一般、特にメディアにおいては、 精度に関係なく特定の音を聞いて「ド」とか「レ」とか当てられれば 「絶対音感」があると見なすのが現状のようです。

私は全くありません。
使うのは音と音の音程関係を把握する「相対音感」です。
例えば私の場合、ニュースのジングルの出だしの音は、 その前にしゃべっているアナウンサーの声の高さを基準に予想し、口ずさむことはできるけど、 その音が「ド」なのか「レ」なのか分からないし、 アナウンサーが喋らなかったり別の人だと、基準がなくなるので口ずさむこともできません。
「絶対音感」がある人は、自分の中にある基準により、音名も含めて当てられます。
という違いになりますかね。
私は実際の演奏では100%相対音感を使うので、困ったことは一度もありません。
一方、周りを見ていると、訓練で身に付いた「絶対音感」の精度が低いことが少なくありません。
私たちは演奏や調弦で5cent(平均律の単位を使うのもなんですが)も差があれば、音がずれていると感じます。
「絶対音感」を持っている人の多くは一音の幅が広く、±約30centという人もざらです。
これらの人が箏を習い始めると、最初は自分の持っている音感を頼りに調弦をとろうとするので、 近似値にはなるけれど、音階の流れやハーモニーとしては相当悲惨なことになります。
中には自分の持っている音感が障害になるのか、相対音感を使いこなせないのか、 いつまでたっても調弦の精度が低い人もいて、その様子を見ていると、 「絶対音感」てなんの役に立つのだろうと疑問に感じます。
すべての音を正確に把握する、精度の高い絶対音感の持ち主もいますが、 クラシックの古楽やアジアの民族音楽のようにピッチも音律も異なる音楽にまで対応できる人は、極少数のようです。
そうなると、ますます何の役に立つのだろうと疑問に思ってしまいます。

また、絶対音感の有無に拘わらず、耳の良い人なら、元の調より一音高く転調しただけで違和感を覚えます。
脅迫観念のように「絶対音感」がないと音楽ができないと思っている人がいたら、 そんなことないですよ、と言ってあげたいです。

上達してきました

自宅にお箏がなく、月二回のレッスンのみ楽器を触れるRちゃん。
4月に中学生になったばかりで、まだまだ子供特有の華奢な骨格をしています。関節が柔らかいので、押し手をすると指がぐにゃっとなって見ていて痛々しい。音程が合わないので
「もっと押して」
とは言うものの、こちらもビクビク。
でも!最近きちんとした音程で押せるようになって来ました!!
これは嬉しい!
家で練習が出来ない分進みは遅いのですが、確実に上手になっています。
この調子で頑張ってほしいなぁ。

中学3年生になったM君は、この年頃の男の子にありがち、時々にゃっと笑って足が痺れたと訴えて休もうとします。
にゃっと笑った時は怪しいんだなぁ(笑)
まぁ、学校が終わった後、自転車で50分かけて来るんですから気持はわかるけど。本当は怒るところなんでしょうけど、
「はい!もうちょっと頑張るよ!」
と言いつつ、こちらも可笑しくてニヤニヤ。
でも、この間集中して弾いたら、こちらがびっくりするぐらい上手に弾いていました。
いつもいつも思うのですが、子供の能力は本当にすごい!

またしてもPC不調(−_−;)

このところ私のバーガーちゃんはご機嫌ななめ。(※ソフマップのバーガーパソコンというブランド名です。私が名付けたわけではありません)
動きは重いし、すぐに固まってコマンドをなかなか受付けてくれません。さらに機嫌が悪いと完全無視。「このプログラムは応答していません」なんて出ます。コマンドは一つ一つゆっくり慎重に。マルチタスクなんてもっての外です。デュアルコアの意味がありません(怒)
そればかりか、再起動しようとすると、Windowsが起動する前の黒い画面のままフリーズしたり。
昨日はシステムの復元中にフリーズしてお手上げ。
去年の一月に買ったばかりなのですが。
こんなに不安定だとサイトの更新ができません。ブログはiPhoneから更新できるから良いのですが、まいった。
あんまりワガママだと買い替えるわよ!

さがゆきさんライブ

火曜日に渋谷公園通りクラシックスに行って来ました。
私の大好きなボイスパフォーマンスのさがゆきさんの即興ライブ!
しかも、ゲストが高橋悠治、大友良英、山本達久と超豪華メンバー!!
これは外せません!
と気合入れて開場時間に到着したものの、空腹になってしまい、クラシックスに2つしかないフードメニューのうちの一つ「クッキー&チョコレート」を注文しました。

こんなに食べたら太るがな。

ざっと見回した感じ、客層は30代〜50代の男性が殆どでした。
今回は最初に1時間程、休憩を挟んで短めのが2回。
とても楽しいライブで、うっとりしながら聞いていました。
即興って相当マニアックです。聞いたことない人には音楽に思えずびっくりするでしょう。でも、これがいいんだな。
後半一回目、まだ他の人が準備をしている最中に悠治さんがピアノを弾きはじめ、さがゆきさんもそれに合わせて何げない感じで歌いはじめ、なんかそのゆったりした平和な感じがすごく良かったです。
それと、二回目も、なんかすごく良い感じでした。これが一番好きだったかな。
いつもは、聞いている時に感じる漠然とした感覚を言葉に直して意識化するのですが、なんとなくこのライブはそうしない方が良いかなと思ったので、もわもわとした楽しい感じのまま余韻を楽しんでいます。
livedoor プロフィール

ゆうこ

福田優子箏(琴)教室
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