先日、小林真由子ちゃんと古曲の練習会をしました。
3回目の今回は「難波獅子」と「吾妻獅子」を、三絃の本手と替手で合奏しました。

難波獅子は継橋検校の作曲で、おそらく18世紀前半に作られたと思います。替手は九州系の矢木敬二の楽譜を使いました。

吾妻獅子は峰崎勾当の作曲です。1797年に作曲されたらしいので、難波獅子よりも50年以上は新しい曲です。比べると、吾妻獅子の方がより複雑で進化した感じがします。
替手は石川勾当手付けで、これが目が飛び出るほどの超絶技巧でした。

4時間正座して、演奏も脚もボロボロだったけどめちゃくちゃ楽しかった!

吾妻獅子は前回の練習会では箏と三絃の合奏に挑戦したのですが、それとは曲の雰囲気がガラリと変わりました。私は、難しくても三絃同士の方が好きです。

次回の勉強会は「里の暁」その次は「今小町」の順番でやる予定です。
最近、作曲家の個性が分かるようになってきて地歌がますます楽しくなってきました。
「里の暁」は追悼曲なのですが、歌詞がとにかく美しいです。
「今小町」の箏は八重崎検校の手付けで、八重崎検校の手付けはどの曲もすごく凝っていて、途中かならず1箇所はすごくオシャレなところがあるので(たまにやり過ぎと感じることもありますが)、やる前からテンションが上がります。

練習終わりの一枚。
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古曲を一緒に勉強できる仲間の存在は貴重です。
あ〜次も楽しみ!