ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

2012年11月

学校公演に行ってきました…桐生

昨日・今日は群馬県桐生市の群馬県立あさひ養護学校に行って来ました。

27・28日に続き、こちらもミュージック・シェアリングのプログラムです。
やはり初日は先生方を対象に講習を行い、二日目に子供達対象に演奏会と体験を行いました。

このプログラムの特徴は、初日に先生方に講習する点にありますが、これはとても良い方法だと思います。
わずか一時間の講習ですが、楽器を触る事に対する遠慮が消えるようで、翌日の体験では
「こっちも弾けるんだよ」
と前日にやった事を生かして子供に色々アプローチされる先生もいらっしゃいます。

さて昨日は、新桐生に着いたらタクシー乗り場にタクシーが一台もなく、電話しても「新桐生ですよね。今向かってますよ」とのんびりした返事が返ってくるだけで、学校に入るのが予定より遅れる、という小さなアクシデントはありましたが、無事講習は終了。
その楽器準備中に、一人の子が台車に乗って、先生に曳かれてやって来ました。
調弦する箏や17弦の音がとても気に入った様子で、先生曰く
「CDの音楽には興味示さないけれど、ナマの楽器の音が好きなんですよ」
後から来た車椅子に乗った男の子は、音楽が本当に大好きなようで、「鳥のように」の調弦でグリサンドやトレモロを弾くと、それに合わせて体を動かし、とても喜んでもらえました。
誰かに喜んでもらえると、私も嬉しい。

そして今日の体験では、一昨日の横浜市立盲特別支援学校に続き、こちらの学校にも凄い子がいて、
なんと「焔」の調弦から「さくらさくら」の音を探し出して弾いてしまった子がいました。

30分の体験中、子供達は箏からなかなか離れません。ものすごく濃密で楽しい時間です。
でも、中には大きな音が怖い子もいて、
「家で静かにしている方がよっぽどいい」
と言って絶対に楽器に近寄らない子もいました。

それから、いかにも中学生の男の子らしく「なんか照れるし、ちょっと面倒だし、何と言っても恥ずかしいし…」といった様子で(どうも本当は多少触ってみたい様子なのですが)
「僕は聞きに来たんです〜絶対に弾きません〜」
と言う子もいました。
「え〜楽しいのに〜弾こうよ〜」
「嫌です〜」
こんなやり取りも何やら楽しい。

ところで今回、肢体不自由で手に全く力の入らない子供でも楽しめる方法に気がつきました。
楽器を子供の目の前に持って行き、ほぼ垂直に近い状態まで傾け、上の方の弦に子供の指を引っ掛けます。
子供の手が落ちる時に自然に何本か音が出ると言うわけです。
自分で音を出すというのは格別で、私が音を出して聞かせるよりも明らかに表情に変化が現れます。

思えば、初めてミュージック・シェアリングのプログラムで特別支援学校に行った時は、楽しんでくれてるのが分かる子供は良いのですが、全く表情が分からない子や、怖くなって拒否反応を示す子供には、どう接してよいか分からず戸惑いました。
今は大分経験を積み、臨機応変にフレキシブルに対応できるようになったと思います。

何と言っても楽しいし、また来年もお声がかかると良いなと思っています。

学校公演に行って来ました…横浜

昨日・今日とミュージック・シェアリングのプログラムで、横浜市立盲特別支援学校に学校公演に行って来ました。
昨日は先生方を対象にワークショップ、今日は子供達に聞かせる演奏会と体験。

いやぁ…もう…

本当に楽しかったぁ!!ヽ(≧▽≦)ノ

子供達以上に、私達が楽しんでいます。

「六段」を演奏する前、一恵先生がイタズラを仕掛けるような笑顔で
「みんなを眠らせてあげましょう〜」
と仰ったのが、なにやら可笑しかったのですが、眠くなったら寝て良いし、自分の感覚に正直に反応してもらった方がこちらも楽しい。
今日も、だんだん早くなるテンポに合わせて飛び跳ねる子、
突然の大きな音に飛び上がり、
「お化け屋敷みたい」
と驚く子、
その素直な反応をこちらも嬉しく思いながら弾いていました。

演奏後の体験コーナーでは、盲学校と言う特性のためか、音に対する好奇心が今まで行った学校の中では一番高かったように思います。
箏の下に潜り込んで音穴に耳を当て、片方の腕を上げて箏を爪弾いて自分の出す音を楽しむ子や、どの弦からどの音が出ているかを覚えてしまい、「カエルの歌」専用の調弦で「チューリップ」を弾いてしまった子がいたのには驚かされました。

30分余りの時間を子供達とお箏で遊んで今日のプログラムは終了しました。
楽しかったなぁ。
つい
「またね」
と言いたくなるのですが、子供達との出会いが一度きりなのは少し寂しいです。

実験刑事トトリ第三回...ピアノはそんなに狂うか?

普段はあまりドラマを見ないのですが、珍しく先週の土曜日、NHK総合で「実験刑事トトリ」というのを見ました。

で、イチャモンを一くさり。
犯人のアリバイ崩しの根拠の一つに「ピアノの調律がずれていた」というのが入っていて、それがどうもお粗末なのです。

犯人はピアニスト。
元恋人を殺害するために、婚約者に睡眠薬を飲ませ、お誕生日祝いにピアノを弾くといって20:30に演奏をはじめ、婚約者が寝入ったところで外出し殺人を決行。
戻ってきて時計の針をつじつまが合うように21:30に戻し、婚約者が薬が切れて目を覚ますタイミングで、ずっとそこに居たかのようにピアノを弾き始めるわけです。

では何故アリバイが崩れたか。
絶対音感のある婚約者が、目が覚めたときピアノの調律が狂っていることに気づいて、刑事さんに喋っちゃうからなんですが、問題はその狂い様です。

事件の夜、ピアニストが不在にしている間に、その辺りでは局所的な強い雨が降っていて、それによってピアノの調律が狂ってしまったという説明がされていました。

「(婚約者によると)ピアノの音が5hzほどずれていた...」

まじか.....5hzも......


ものすごくズレてますね。
外で1時間雨が降ったくらいじゃ、現代のピアノはそんな狂わないと思いますよ。
仮に狂ったとしても、そんな短時間の小さい刺激で起こるズレは、当然その後の気象条件で元に戻ることも考えられるし、
事件から何日も経った夜に刑事さんがポーンと弾いて
「あーズレてますね」
とはならないと思いますけど。

それに、2時間ほどの間に5hzも一気に狂ったら、全体のバランスも崩れて、弾いている方も聞いている方も気持ちが悪く、
「ちょっと!このピアノどうしちゃったの?」
と一騒ぎ起こりそうですね。

ドラマだからいいか、とも思ったのですが、やっぱりなんか気になって落ち着きません(>_<)

寝ても寝ても

冬はどうしてこう、睡眠が心地良いんでしょう。
ある時はお布団に、ホットカーペットに、コタツに恋をし、
ある時はストーブに背を向け
スヤスヤ(( _ _ ))..zzzZZ

しかも、どれだけ寝ても夜になったらきちんと眠くなる。
まるで眠る病気のようです。
と言うことで名前つけました。

Chronic Netemo Netemo Nemui Disease
慢性寝ても寝ても眠い病

略してCNNND

でも、考えてみたら、

春は春眠暁を覚えずで心地よく眠いし、
夏は暑さから体がを守るために眠いし、
秋は夏の疲れで眠いし
冬はほっこり冬眠モードで眠いし
年中眠いじゃありませんか。

こう、眠気を感じずスッキリ起きてる季節ってあるのかしら?

熱唱おじさん

十年ほど前のある朝、師匠の御宅に向かうために東急東横線に乗っていたら、学芸大学駅すぐ手前、渋谷行きの電車が入線のためにグッとスピードを落とす辺りで、信じられない光景を目にしました。

ビルの屋上で、大きなサンマの被り物を被り、真っ青のマントを付けた、スーパーマンのような格好をしたオジサンが、ギターの弾き語りをしていたのです。

げ…幻覚?(−_−;)

しかし次の日も、その次の日も、やっぱり同じビルの屋上にオジサンはいました。
サンマの印象があまりに強くて、他の衣装はあまり覚えていませんが、日替わりの奇抜な衣装で、電車の方を向いて熱唱…

最初は呆気にとられるばかりでしたが、そのうち、今日の扮装は何だろう?と楽しみになり、天気が悪かったり時間帯がズレたりしてオジサンがいないとがっかりするようになりました。

その後、朝に電車に乗ることがなくなり、オジサンの事はすっかり忘れていましたが、最近になって「そう言えば」と急に思い出し、朝電車に乗った時は注意してオジサンの姿を探しているのですが、いつ通っても、例の屋上に人影はありません。

みんなスマートフォンに目を落として外を見なくなってしまったから、オジサンもパフォーマンスを止めてしまったのかしら?
それとも、年をとって辛くなっちゃったのかしら?

何だか残念です。
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