ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

2018年07月

お裁縫チクチク

新しく買った絽の裾除けに居敷当てが付いてなくて透けやすいので、古くて捨てようと思っていた絽の裾除けを3分の1程切り取って、新しい方の裾除けに縫い付けてみました。
家にミシンがないので、手縫いでチクチク。
何せ化繊の絽の生地同士、しかも片方は散々着て生地が歪んでいるので、ツルツルと滑ってピッタリ合わず大変でした。
慎重に生地を合わせたり、失敗して縫い直したりしたので出来上がるまでに6時間もかかりました。
でも、透け透けだったのが目立たなくなり、上手く行った!
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上海に行く前に手持ちのお財布が大きすぎるので、使わないハンカチと余ったファスナーを使い、裾上げテープと芯地の接着機能をフル活用して即席のお財布を作りました。
カード入れが機能しなかったのが残念でしたが、思ったより上手く行って便利でした。
海外旅行の時は小さなお財布の方が便利なので、もうちょっと手直ししようかな〜
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余ったハンカチや風呂敷が沢山あるので、今作りたいのは予備のティッシュが沢山入るティッシュケースと、お箏の道具を入れるポーチです。

箏を取り巻く状況

先日、しばらく会っていない後輩から突然電話がありました。

1週間後に青森県某所で演奏の仕事があるのだが、楽器を運搬しようとしたら運送業者に断られた。
そこで現地でレンタルしようにもその地域の箏屋は廃業してしまってレンタルが出来ない!
県外の箏屋にレンタルを頼むにはもう遅いのではないかと言われた。
優子さんの親戚に青森県在住で箏をやっている人がいると聞いたが、その人から借りられないか?

と言う、かなり切迫した内容でした。
曲目を聞いたら専用に糸を締めてある楽器が必要そうだったので、レンタル楽器を沢山持っている秋田の楽器屋さんを紹介しました。
(青森県内に箏屋がないなら既に需要があって仕事をいくつか持っている筈とふんだ)
で、無事解決したようです。

地方で箏を演奏する環境が年々厳しくなっています。
私が学生の頃は何処の運送業者も箏の配送を扱ってくれました。
関東→東北くらいの距離なら翌日着。
費用は2500円から高くても5000円。
コンクールや演奏会など、宅急便くらいの感覚で気軽に利用していました。

変化の兆候はよく考えれば10年くらい前には既にあったかもしれません。
集荷に来た業者が楽器を見て渋い顔をしたり、集荷を依頼するも断られて業者を変える事がありました。
そう言えば、「○○運輸なら扱ってくれるよ」と情報交換をするようになったのもこの頃からかも。
年を追うごとに扱う業者が減って来て、福山通運も佐川急便も西濃運輸もダメ。
そしてダメ押しで最後の砦のヤマト便が扱いをやめ、とうとう個人で頼める業者がなくなりました。
ヤマト便の人に案内されて楽器専門の部門に電話したと所、
「申込から集荷まで1週間、配送に1週間みて下さい。」
「費用は10万円です。」
と、引越しに伴う楽器の移動を対象にしたサービスでした。
演奏家は数日おきに箏を次々に本番の場所へ転送することもあるので、2週間もかかっては話になりません。

箏を販売している楽器屋さんは製造元から発送してもらう必要があるので、どうしているか聞いたところ、

(1)運送業者と企業契約しているので発送はできる。
(2)地方に、企業契約している会社があれば、地方からの返送もできる(なければ送ったきり返せない)

最近佐川急便の大型荷物のサイトに個人間の発送・受取可という記述を見つけたので、こんど問合せてみようと思います。

職人さんの減少、箏屋さんの廃業、素材が入手困難になっているなど、箏を取り巻く環境は年々厳しくなる一方です。
その上運搬もできなくなると大打撃です。
箏のサイズを三辺の合計が200cmになるように小型化したら、扱ってくれるのかしら?
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ゆうこ

福田優子箏(琴)教室
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