ゆうこのゆるゆる通信

おとぼけ天然キャラ(*^_^*)箏奏者・福田優子の周りで起こる、日々諸々のこと

2020年01月

三味線組歌

数年前から岡村慎太郎先生に組歌を習っています。最近ようやく八橋の十三組を終えて(でも楽譜が12冊しかないので何かやり忘れていそう)、今は三味線組歌の「飛騨組」と言う曲を習っています。

箏組歌が芸術性を意識した品格のある作品群であるのに対し、三味線組歌は当時の流行歌です。
当時の!
そう!私は今、1640年頃の流行歌をやっているのです!
江戸幕府の将軍は徳川家光、家綱、綱吉ぐらいの時代です。
素朴な伴奏に合わせて歌っていると、何となくこの時代の人と交感しているような気がしてきます。同時に脳内で勝手に創造された「江戸の街」も目に浮かんできます。
それがとても楽しいです。

とは言っても…テノールくらいの音域の地歌でも苦労しているのに、三味線組歌はそれよりもさらに音域が低く、バリトン並みです。
声が出ないといつまで経っても節を覚えられず、仕方なく半音上げて練習していたら、それでもなお低いので父に
「随分音域が低いな」
と驚かれました。
声を出す方に注意が向いてしまうので、自分が具体的に何を歌っているかまだイマイチ分かりません。
それから半音高くすると糸の張力が上がるので手首に大きな負担がかかり、痛くなりやすいのが困りものです。
当時の女性はどうしていたのだろうか?(もしかして歌わなかったのかしら?)
何か良い方法はないかなぁ。

雪の記憶

今年はほんとうに雪が降らないですねぇ。
東北各地のスキー場の雪の少なさにはびっくりします。

35年前、私が小学生の頃はまだ仙台市内でも雪が降っていました。
マラソンを校庭何周分走ると言うノルマがあったのですが、先生に2学期中に走っておきなさいといつも言われていました。
年が明けると積もった雪と校庭の土が混ざって泥沼のようになり、使えなくなってしまうからです。
3学期の体育の授業は体育館でやりました。

雪が沢山降る日が続くと、歩道はもちろん車道も雪が踏み固められて堆積します。
子供達は靴底に滑り止めの金具が付いたブーツを履いていました。
雪の日の朝は、降る雪に騒音が吸収されて街が静かになります。そしてひっきりなしにやって来るバスのタイヤチェーンの音だけがチャリチャリと綺麗な音をたてます。私はあの金属の鎖の音が大好きでした。
昼になると屋内の暖房で屋根が暖まり、氷柱が取りやすくなります。子供でも手を伸ばせる平屋建の家が通学路にあり、立派なものではチャンバラができました。あまり激しくやると折れるので、勇者の気分で振り回すだけが関の山だった気がしますが。

気候が顕著に変わってきたのは高校3年生くらいからです。
ある日、ブーツでバスからバス停付近に溜まった雪の上に降りたら、中が溶けていてズボッとハマっただけでなくブーツがびしょびしょに濡れてしまい、これからは冬用ブーツではなくてレインブーツが必要だと感じました。

この30年ほどで雪が積もって残る事は徐々になくなり、冬なのに雪ではなく雨が降ったりするようになりました。
冬に雨が降るとガッカリします。

しんしんと雪が降り、世界が白くなり、街は沈黙し、バスのチェーンのチャリチャリと言う金属音だけが響いている、あの光景をもう一度見たいなぁ。

半衿の代用品

先週のお仕事で久々に忘れ物をしました。
ちょうど扁桃炎が治ったばかりの時期で体調が悪く、グズグズと準備をしていたら家を出るのが10分程遅くなりました。
お店に着いて着替えをしようとバックを開けたら…

間違えて半衿のついてない襦袢を持ってきていました…

ただでさえ時間がない時になんとまぁ。
演奏仲間がそう言う忘れ物をしている現場を見たことがあるので、それに倣って半衿がないまま長着を着ました。が、衿芯の入っていない、従って衿も抜いていない着物は首が締まるようで大変着心地が悪いです。苦しいので無意識に首をふりふり弾いていたようで中居さんには
「どうしたの?」
と不審がられるし、見た目も悪いし、なにより襦袢の衿がふにゃふにゃで幅も狭いので長着の襟が直接肌に触れて汗で汚れてしまいます。演奏しながらあれこれ考え、休憩中に急いで100円ショップへ行きました。
頭にあったのはハンカチまたは手拭いの購入です。

半衿は露出している範囲が案外長いです。

冠婚葬祭用の白いハンカチは一辺の長さが44cmで全く長さが足りませんでした。

一方手拭いの方は長さは十分ですがポップで派手な色遣いの物しかなく、半衿には向きませんでした。
比べると、ハンカチの対角線の長さが足りるなら、パンダ柄の黄色い手拭いを半衿に使うよりは良いように思えます。
中学で習った三平方の定理を記憶の底から捻り出し、計算の結果ハンカチでもいけると踏んで購入して両面テープで張り付けたところ、相当ギリギリでしたが見事代用品になりました!
あとでハンカチの対角線を測ってみると計算どおり約62cmでした!数学すごい!覚えておくと便利ですね。

演奏終了後、控室で徹底的に張り付けた両面テープを剥がすのに悪戦苦闘している時に中居さん達が仕事を終えてドヤドヤと戻ってきました。襦袢の衿に付けた両面テープと格闘しているのを見て
「えー?ハンカチで代用したの?すごいわね!」
と驚いていました。
はい、ラッキーでした。
本当に長さがギリギリなので、非常用に使う代用品なら白手拭いの方が良いです。

お弾き初め会終わりました。

昨日、無事お弾き初め会が終わりました。

菊池先生は司会進行とセッティング係をやって9曲演奏。
お弟子さん達は自分の曲の演奏とセッティング、楽器の入れ替え。
尺八の大友憧山先生も9曲くらい演奏(終演後は別の演奏のお仕事が入っていたようです!)
私は調弦係をやって5曲演奏。
皆大忙しの大活躍でした。

今年は三絃の曲がとても多かったです。
私が子供の頃は芸大受験にむけて古典をひたすら着々と進めていくやり方でした。楽しみながらお稽古できるレパートリーが少ないので、とても参考になりました。

本番の出来は私も含めていろいろ。
緊張を上手く演奏に活かせた人も、残念ながら上がってしまって上手くいかなかった人もいましたが、そう言う怖い経験をするのも、演奏会の大事な部分だと思います。
来年も頑張りましょう!

今年こそは、皆んなで写真を撮ろうと思ったのに忘れた!

2020年お弾き初め会

更新が滞っておりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

今年も、仙台の菊池先生のお教室のお弾き初めに混ぜて頂きます。
当教室からは3人が参加し、「飛躍」「鷹」を演奏いたします。その他に私は「杜へ」「越後獅子」「鳥のように」も演奏します。
10時頃に始まり、昼食を挟みながら夕方くらいまで適当にゆるゆるとやっております。
お時間のある方は是非お越し下さい。

日時:2020年1月18日(土)10:00〜終了は16:00ごろ
場所:日立システムズホール,3階,和室

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さて、お正月が明けて早々、数十年ぶりにいきなり扁桃炎になりました。

7日の夜に耳下と頭と肩が痛みはじめ、仕事先の控室がとても寒かったので、さては体を冷やして酷い肩凝りになったかと思いましたが、翌日も頭が痛いので内科にいったところ、喉が赤いと薬を処方されました。

熱もなく喉も鼻も症状はなく、処方された薬を飲むと気分爽快でむしろいつもより体が軽くて調子が良いくらいなので、そのままお仕事を続けていたら、2日後に熱が出ました。

これはインフルエンザかと耳鼻科で改めて診てもらったら扁桃炎でした。
その頃には喉がかなり腫れて痛く、固形物を飲み込むのが大変なので、それをいい事に久々にハーゲンダッツのアイスクリームを堪能しました。でも、楽しみにしていた飲み会はキャンセルをせざるをえませんでした。
次の日一日寝てパジャマが濡れるほどの寝汗をかいた後は、割と調子が良いです。

来週月曜日までスケジュールが立て込んでいるので、体調には十分気をつけなければ。
皆様もご自愛下さいませ。
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